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焼物工房おなが家
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おなが家

焼物工房おなが家 〒904-0322 沖縄県中頭郡読谷村字波平100 成形担当の夫と絵付師の妻、夫婦二人三脚で営む陶芸工房です。 日常のささやかな時間を特別な時間に変える器を製作のコンセプトにしています。このコンセプトのもと2020年、マグカップ専門店としてスタートしました。釉薬は沖縄の“やちむん”(焼き物)でお馴染みのコバルト、マンガン、アメ(飴釉)、オーグスヤー(緑釉)など修業時代に覚えた自作の釉薬を使っています。おなが家の器は伝統的な絵付けとはちょっと違い、オリジナルキャラクターの物語を描いています。それを表現するために数ある伝統的な工程に加え、オリジナルな技法も挑戦しています。 夫婦でしか作れないものを~ やきものは完成するまでに様々な工程がありますが、おなが家ではまず夫婦の話し合いから始まります。一つのものを形にする為にお互いに意見を出し合い、表現したいものを明確にしていきます。お互い「表現」する仕事に就いていた経歴もあることから、「表現」することにこだわる姿勢も似ています。そのこだわりを「成形」と「絵付」に分け、目指すカタチになるまで日々話し合いながら試行錯誤を繰り返しています。 子供たちの成長とともに~ おなが家を立ち上げたきっかけでもある子供たちとの時間。 二人の子供を授かり、今しかない子供たちとの時間を大切に過ごしたい。そんな想いで名付けた「おなが家」。自分たちが日々感じること、子供たちと成長する時間も形にして表現できたら素敵だなと思います。 ★Profile/プロフィール 〇翁長良 Ryo Onaga(成形担当) 成形を担当する焼物工房おなが家の代表。1974年沖縄生まれ。幼少期に大工だった祖父と過ごす時間が多く、手仕事に囲まれた環境で育つ。大学卒業後は、15年ほど映像カメラマンとして活動。結婚後、子供達と過ごす時間を大切にしたいという想いをきっかけに陶芸も学び始める。陶芸家の義父に3年師事する。伝統的な工程を習得し、さらに自分たちの表現へのこだわりを追求するため、試行錯誤しながらも新しいことに挑戦している。 ※インタビュー記事【☆インタビューワー・コピーライター/中山理恵】 Q:マグカップの魅力を改めて教えてください。 マグカップには陶芸をやる意味でいろんな要素がつまったとても奥の深いアイテムです。技術的にも作業の労力的にも他の食器(カップや皿)とは違う手間を要します。皿などと違い直接口を付ける食器であること。カップとは違いハンドルを付ける作業があること。単純にカップ(ボディー)として制作したものにハンドルを付けると変形しやすいこと。ハンドルとボディーの重さや見た目のバランスも大切。ハンドルを付ける分重くなるので、見た目より軽く感じるような仕掛け。などなど。手間をかけて時間をかけて、様々な要素を疎かにせずに出来上がるのがマグカップ。 そうやって出来たマグカップは我が子のような愛着がある。完成までの手間や作者の想いなどが詰まっているところがマグカップの魅力。 Q:マグカップを成形する時のこだわり(大切にしていること)を教えてください。 様々な形やサイズのマグカップを制作していますが、成形する時は特に手に持った時の感触は意識しています。持ちやすいか?軽く感じるか?指を何本どう入れるか?その時どの指のどの部分に負荷がかかるか。痛くないかなど。男性、女性、子供によって手の大きさも違うのでそこも考えます。人それぞれに相応しいサイズ感とハンドルの形状があるはずだなぁと。 あとは口を付ける食器なので口当たりの感触も注意しています。口にすっと馴染むような飲みやすい形状を目指して成形しています。 Q:マグカップを成形する時の楽しさ・面白さも教えてください。 一つの作品に様々な要素を詰め込んでいく感じが楽しくて面白くて難しいところです。 Q:良さんの経歴を簡単に教えてください。 沖縄生まれですが、幼少期は名古屋で過ごしました。 中学から沖縄に戻ってずっと沖縄にいます。沖縄を地元とも移住地とも思う自分がいてアイデンティティの葛藤を抱えていた青春時代。 地元の大学でアイデンティティについて知りたくて関連文献にあたりました。 学んだことを自分なりに解釈して文書としてまとめるのが好きになり、卒業後は物書きになりたかった。 ですが、卒業間際に観たドキュメンタリー映画に衝撃を受けて映像表現の可能性に魅せられて映像業界に就職。 その後、地元の撮影プロダクションで6年間修行の後、フリーランスの映像カメラマンとして9年間活動しました。テレビ番組を中心に沖縄県内の様々な場所で人や自然、文化を撮影しました。 カメラマンとしてとても充実していましたが、結婚を機に価値観が変わっていきました。 当時は出張も多く二、三日家に帰らないのは当たり前。家事育児は妻に任せっきりの生活でした。子育てをしたいという強い希望があったのでカメラマンを続けて行くことにだんだんと違和感を感じていました。 二人目の子ができたのを期に転職を決意。 焼き物なら子育てをしながら家族と共に生きていけると思いました。 結婚当初から誘われていたこともあり、陶芸家の義父に師事しました。3年間の修行の後、妻と二人で独立開業しました。 Q:その経歴の中で、現在のマグカップ作りに活きているかも、と感じることがあれば教えてください。 カメラマンの仕事は技術をベースにして表現活動をするというもので、焼き物と似ているところがあります。技術を高めていけば出来ることが増えて、仕事の幅が広がっていきます。それは焼き物でも同じで、技術が身につくにつれて色んなものが作れるようになります。ただ技術は一定程度時間をかければ身につきますが、それを使って何を表現するかはその先にあることだと思います。普段何を見て何を感じで過ごしてきたかなど、その人の人となりが表現に現れると思います。カメラマンなら撮影する画に、陶芸家なら作品に現れると。ですので、普段の暮らしも技術を高めていくことも疎かにしないようにしたいです。 Q:美和子さんの絵付で「おなが家のマグカップ」が完成すると思いますが、そのことに対してどんな思いがありますか? あれば教えてください。 彼女の絵付けなくしておなが家の器は完成しないと思っています。私は美和子の絵や美意識をとても信頼していて、彼女の生み出す絵には独自の哲学があってとても価値が高いと思っています。全てに沖縄をベースにした物語があって、出てきた絵は物語の一場面になっています。そこにはたすけ合う心やひたむきな努力、そして何があっても明るく生きる沖縄の心が描かれています。眺めていると物語の世界に入り込んで、特別な時間が過ごせます。 私は美和子の絵付けがあるので安心して成形に集中することができます。お互いの得意なことを合わせておなが家の器が完成すると思っています。 〇翁長美和子 Miwako Onaga(絵付け担当) 1974年沖縄生まれ。絵付けを担当。日本画家と彫刻家の祖父、陶芸家の父の影響を受け、幼い頃から絵を描くことが好きだった。米テキサス州サンアントニオでプリントグラフィック専攻卒業後、沖縄でグラフィックデザイン兼イラストレーターとして活動。その傍らで陶芸家の父から絵付けも学ぶ。結婚後、夫が陶芸を学び始めたのを機に、絵付師として活動を始める。 ※インタビュー記事【☆インタビューワー・コピーライター/中山理恵】 Q:マグカップの魅力を改めて教えてください。 もともとは良が得意とする器ということ、私はコーヒーが大好きということがきっかけでした。今の自分達に出来ること、『コーヒータイムを豊かにするマグカップを作る』がおなが家の出発点でした。 魅力について。 選ぶ人それぞれの個性が出る器だと思います。自分へのご褒美、大切な人への贈り物に選んでくれる方も多いです。大きさ、形状、ハンドルの持ちやすさ、デザインなど自分に合ったマグカップを選ぶ楽しさがあると思います。 Q:絵付けをする際に大切にしていることを教えてください。 目の前の枠に収まらないこと。 器の外の描いてない部分に想像を巡らせること。 その先に続きがあるように仕上げることで、お迎えしていただいた後もお客様が自分の物語を楽しんでもらえたら嬉しいです。 Q:マグカップの絵付けと、それ以外のものの絵付けで変えている工夫などがあれば併せて教えてください。 お皿や小鉢などは料理を添える時のことも考えたりしますが、その点マグカップは、自由に絵付けができます。手に取っている時間が多いので、くるくる回して色々な角度から絵付けを楽しめるように心がけています。テーブルに置いてる時、飲む時、持っている時、それぞれの目線を考えながら描き始めます。キャラクターの配置や、色のバランスで見る人の目線の流れを作る。描いている時は、もしかしたらココも見てくれるかも?など、描きながら構図を考える時も多いです。 Q:美和子さんの経歴を簡単に教えてください。 高校卒業後、米テキサス州サンアントニオ大学へ留学。プリントグラフィックデザイン(カリグラフィー)専攻卒業後、沖縄に戻りホテルへ就職。 ホテルでは企画広報にて、館内ポップやメニューなどを製作していました。 3年を経て、フリーランスに転向。オリジナルイラストのグッズ販売も手掛けながら、グラフィックデザイナーとして独立する。その傍らで、学生の頃から手伝っていた父の工房で、陶芸絵付も習いはじめる。 結婚後、良が父の工房に入った時を機に、本格的に陶芸をやりたいと思うようになりました。2人の子供を授かった時は、子供達との時間を大切に過ごせる空間で仕事をしたいという夫婦の想いで『おなが家』を開業しました。 Q:イラストを描きはじめたのはいつからですか? 物心ついたころから。学生の頃は文集の表紙、イベントTシャツのデザインや卒業記念の壁画なども担当させていただきました。旅先で出会う人や景色も常にスケッチしていたし、インパクトが強いものに出会うとすぐ絵にして残したくなります。 Q:アメリカの大学でデザインを学んだと思いますが、美和子さんが感じるデザインとイラストの違いはどんなところにありますか? デザインは商業的、イラストは抽象的みたいな所はあった。もともと絵を描くことが好きだったけど、見る人に何を伝えたいのかとかはあまり考えていなかった。ただ描きたいものを描くという感じでした。大学でデザインを勉強した時に、クライアントと話し合って作品を手掛けることに、大変だけどやりがいを覚えました。今はできるだけ自分が描く絵の物語は伝えたいという気持ちが強いです。 Q:釉薬など色出しのこだわりについておなが家オリジナルのことを教えてください。 釉薬は父から教わった伝統的なものです。 沖縄でとれる原料で作った釉薬を取り入れること。この色をさすだけで、沖縄らしさが伝わると思っています。 フィンランドへ訪れた時に感じたこと。ムーミンの色合いはここで生まれたんだと納得できるような景色に出会った。 沖縄に訪れた人が、おなが家のマグカップを見てそんな風に感じてくれたら嬉しい。 Q:良さんの成形があってこそ「おなが家のマグカップ」が完成すると思いますが、そのことに対してどんな思いがありますか? あれば教えてください。 器はやっぱり使いやすさが一番だと思う。色々ある中で、ついつい手に取ってしまう器が理想的です。良がこだわる使いやすさ、お客さんの意見を上手く取り入れて作られた形は、彼の想いが伝わってくるほどです。絵付け前に真っ白なマグカップを眺めてると、その想いに応えるように何を描こうかと考えるのが楽しいです。 ◇お取扱店 ・時間をうみだす移住雑貨店 ニライカナイ自由が丘 ー東京都目黒区自由が丘3丁目6-10 >オンラインショップ www.nirai-kanai.shop/ Instagram @niraikanai_jiyugaoka ・AJiMAYA ー大阪梅田中崎町グリーンシティ2階 >オンラインショップ www.ajimaya.com Instagram @ajimaya_ ・旅する食器・雑貨 toracie >オンラインショップ toracie.net Instagram @toracie ・Okinawa Art Shop ゆんたん 〒904-0323 沖縄県読谷村字高志保915-1 Instagram @yuntan07_popo ・おみやげ本舗なかそね家、絶対的石垣島商店 ―〒907-0022 沖縄県石垣市大川219 ・樂園百貨店 ―〒900-0015 沖縄県那覇市久茂地1丁目1-1 デパートリウボウ2F Instagram @rakuen_okinawa_resort ・OKURIMUN 沖縄県名護市2-8-25 Instagram@okurimun75